復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する5話のネタバレはコチラ
「復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する」6話のネタバレ
「復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する」の6話をご紹介します。
6話
バシッ
ドゴッ
アウエルバッハ城の牢屋に鈍い音が響いていました。
その音の中心には猿ぐつわをされながら荒い息をする女性がいました。
王立騎士団団長であるはずの彼女が拘束され体罰を受けています。
「ねぇ、あの時手足を切り落としてでも私を守らなかったのはなんで？」
「ねぇなんで？どうしてあなたはそんなに役立たずなの？」
そう言いながら、謝罪をするサンドラに容赦なく鞭を振るうヴィクトリア王立。
彼女の顔には完治していない傷が残っています。
肝心な時に盾となるどころか、勇者の魔法に操られ自分の顔をボロボロになるまで殴った「護衛」の事が許せませんでした。
ヴィクトリアは怒りに支配されていました。
「あの日以来っ‼︎人を殺す事も王都から出る事も出来なくなったのよ‼︎」
「この役立たずがっ‼︎」
ビシッ
ビシッ
サンドラに鞭打ちを続ける王立
「王女様！これはやはり、勇者の呪いです‼︎」
「王都では罪人を斬首する事も出来なくなっています」
「なら必ず首を持ってきなさい‼︎」
それを聞いた王女は側近に鞭を渡して、早く勇者を殺してくるよう命じてその場を後にしました。
対抗手段
「勇者討伐のためにあの人へ一刻も早く密書を届けなければ…」
1人の青年騎士が愛馬とともに森を駆けて行きます。
ガサガサっ！
「くそっ！こんな時に」
ゴブリンの群れが行手を遮るように突如現れました。
「今お前らの相手をしている暇はない‼︎そこをどけ‼︎」
ハッ⁉︎
ゴブリンと対峙しながら勇んだ瞬間背後からとてつもない殺気が発せられ、振り向きざま彼は死を直感します。
「ゴブリンキング…」
ドゴッ‼︎
渾身の一振りが眼前に迫り彼は目を瞑ります。
が体に何も起こらず、恐る恐る目を開きました。
「閣下‼︎」
彼は思わず叫びました。
彼が密書を届けようとしていた人物が目の前でゴブリンキングの一撃を受け止めていたのです。
「どうやら後をつけられていたようだな」
そう言うと一薙ぎでゴブリンの群れを退治してしまいました。
これが、この国一の剣豪の力…
青年は安堵すると同時に驚愕したのでした。
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要素：ダークファンタジー剣と魔法復讐・ざまぁバトル転生・召喚
コミカライズ版 復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する6.5話（前日譚）はこちら⇒
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※本ページの情報は2020年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT・ebookjapanほか、各サイトにて ご確認ください。
