大人気作品「聖女の魔力は万能です」のコミカライズ版1巻を読んだ感想とあらすじです。グッときた読み応えのあるポイントも書いているので文字だけですがネタバレ注意です。
要素:ファンタジー剣と魔法スローライフ規格外召喚
「聖女の魔力は万能です」1巻のネタバレストーリー
勝手に召喚しておいて!?
メインヒロインの小鳥遊聖(たかなし せい、セイ)、もう1人の御園愛良(みその あいら、アイラ)。
聖女が現れないスランタニア王国は「聖女召喚の儀」によって2人の聖女を呼び出します。
呼び出された聖と愛良。しかし赤髪の第一王子は愛良だけを相手にし聖の事はほったらかし...。
それに怒った聖は「ここを出ていく」と勇むものの、高官から王国の状況を聞き王宮にとどまる選択をしました。
ある日、庭でラベンダーを眺めているとそれを見つけた青年のジュードが聖に楽しそうに効能効果や処方の仕方を教えてくれました。
彼は敷地内にある薬草の研究所の職員でどうやらこの世界にも薬草学があるみたいです。
聖は次の日から研究所に欠かさず通い始め彼に魔力の使い方を教わり、彼女自身も薬用植物研究所の職員になるのでした。
ポーション製造女
魔法を使い始めた聖はスキルレベルのカンストを目指して大量にポーションを作っていました。
そんな中、聖が作ったポーションだけ効果が5割増しになっている事が判明しますが原因がわかりません。
いつの間にか研究所がポーションの保管庫と化し、所長は頭を抱えていましたがそんな時、大量に負傷者を抱えた第三騎士団が遠征から戻ってきました。
大量のポーションのおかげでなんとか騎士のみんなを回復させることができました。
治療をしていたセイは所長に呼び止められ一緒に第3騎士団団長の元へ向かいます。そこには見るからに酷い重傷負った兵士の姿がありましたが、
すかさずセイが上級ポーションを飲ませると瀕死の状態から回復したのでした。
ここの料理は正直不味い...。
呼び出されてから4ヶ月、所長から突然「何か欲しいものはないか」と尋ねられます。
聞くと、「第3騎士団治療の一件で特別報奨がもらえた」との事でした。
王宮の料理でさえ不味いと感じていたセイは「キッチン」を用意してもらいました。
ある日所長から書類を届けるよう頼まれます。
書類を届けると所長から、超絶イケメンの第3騎士団団長のアルベルト・ホークを紹介されました。(所長も美形)
ホークと所長は友人で、改めてお礼が言いたかったそうです。
魔の森でポーションの材料集め
第三騎士団団長からのお礼として素材集めの護衛をしてもらうこととなりました。
素材を求めて魔物がいる森へ向かう一行。
森では魔物との遭遇に警戒しつつも薬草採取が捗ります。
しかしこの日はなぜかほとんど魔物と遭遇することがなく終わりました。
そればかりか、セイの昼ご飯を食べた兵士たち全員が体が快調になったと報告し、
セイの手が加わると料理まで何かしらの効果が増大するのでは?と皆に疑いの目(?)を向けられるのでした(笑)
実際調査をしてみると、料理スキルを持った人が作った料理を食べると効果が出ることが分かりました。
いつの間にかセイにも料理スキルが発現していたのでした(笑)
薬草の研究に
異世界に来てから化粧水やクリームを自作して使っていたセイ。
いつの間にか視力が上がり肌も凄くきれいになり...。セイはそんな自分の様子を楽しんでいました。
もちろん効果は5割増し。
自作の物を使っていたと知り「すごく綺麗になったね」と言ってくるジュードに対し、彼氏いない歴=年齢である喪女のセイは慌ててしまうのでした。
休みを利用して王宮の図書館に向かいます。「上級ポーションの上に当たる何かがあるのかどうか」を調べるためです。
黙々と読書を続けるセイ。
ひたすら読み漁り、そろそろ帰ろうとしたそんな時、まるで人形のような金髪縦巻きロールの美少女が入ってきました。
彼女はエリザベス・アシュレイ。
エリザベスがセイに優しく微笑み話しかけてきたので、
お互いに自己紹介をして別れました。
図書館を出ると、その様子を見ていたホークが「研究所まで送ろう」と話しかけてきます。
馬に乗った事が無いセイは断ろうとしますがホークにヒョイっと抱き抱えられてしまいます。
超絶美形の至近距離の破壊力にたじろぐセイですが、話しているうちに妙な安心感を感じたのでした。
それからというもの、団長(ホーク)はセイの事を度々送り届けてくれるようになりました。
エリザベスとも「リズ」、「セイ」と呼び合う仲となりました。
ある日、あまりにも肌がきれいなセイにその理由を尋ねます。
セイはもちろん「自作した化粧水のおかげ」と答えますが、そこでリズが突拍子もないことを。
「恋をしていらっしゃるのではなくて?」
予想もしていなかった質問にセイは驚いてしまいますがすぐに否定。
なんでも最近ホーク団長と女性が2人で馬にのっているところを目撃した人がいると噂になっているらしく確認をしてみたとのことで、
それと同時に、学園でアイラが少し問題になっていると聞かされたセイなのでした。
猛暑のある日、セイは氷水を張った桶に足を突っ込んでいました(笑)
ただ、この世界では女性が人前で脚をさらけ出すのはよろしくないみたいで、顔を赤らめながら「はしたない」とジュードが言ってきます。
そんなことはお構いなしに涼んでいるとそこに突然ホーク団長が現れてぽかんとします。
どうやら脚を出したセイの姿に見とれて(?)動揺してしまったようです。
直ぐに持ち直したホークは、
「いっしょに街に行こう。たまには息抜きも必要だろ?」とセイを誘います。
ホークいわく、所長も仕事ばかりしているセイを気にかけているそうで
「きっとこれは2人の気遣いの表れなんだろうな」とありがたく受け入れるセイ。
初めて行く街への期待ばかりで「誰と一緒に行くか」なんて一切考えていないセイなのでした。
「聖女の魔力は万能です」1巻の感想と考察、見どころ
「聖女の魔力は万能です」1巻の感想考察
召喚されたにも関わらず放置された聖をみて、もしかしてそういう展開(気分が悪くなる)なのか!?と身構えてしまいましたが見事に裏切ってくれました。
スローライフな日常系ながらも展開とキャラがしっかりしているからなのかすらすらと読んでしまいます。
作画はきれいだしキャラの描写も個性もしっかりと書かれているし、会話の空気感なんかも感じ取ることができます。
読みやすいし読んでいて面白かったです。
「聖女の魔力は万能です」1巻の見どころ(魅力)
見どころ:絵がきれいで読みやすい
先ほどもいいましたが、聖女の魔力は万能ですの漫画版は、絵がとてもきれいで読みやすいです。
電子書籍のコミカライズ版でここまで絵がきれいで読みやすい作品はそう多くないと思います。
1巻ではそこまで話が進まず、今のところは「異世界転生+日常」作品といった感じですが
読みやすいし破綻した設定などもないのですらすら読むことができます。
物語のテンポもちょうどいい気がします。
要素:ファンタジー剣と魔法スローライフ規格外召喚
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