復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する1話のネタバレはコチラ
「復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する」2話のネタバレ
「復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する」の2話をご紹介します。
2話
「そんな、あ あなたは死んだはずでは⁉︎」
目の前に死んだはずのラウラが現れた事により王女は酷く動揺しました。
「俺は地獄から戻ってきたんだよ。お前らに絶望を与えるためにな！」
あの時…
「あぁ ラウル。あなたの役に立たなかった私をもっといじめて…」
「…つくづく頭のイカれた女神だな。」
ラウルの女神に対する印象はもはやこの程度だった。
実はラウルがこの場所に来るのは2度目でした。
「救世主となり世界に平和を…」
前回、女神から言われた言葉。
で、それを必死で実現させた結果がこれだ。
「…これがお前らが望んだ結末か」
女神に冷たく言い放ちます。
「そんな事は‼︎まさか人間が救世主を殺してしまうなんて…」
女神は慌てて弁解しようとしますがラウルにグイッと顔を引き寄せられてこう言われてしまいます。
「…だったらよく覚えておけ。コレがお前らの愛しい我が子どもの本性だ。」「救世主の末路を忘れるなよ？」
…
「えぇ、判断が間違っていました。もう彼らに慈悲をなどと言いません。私が愛しているのはラウル、貴方だけです。」
人間を見限る事を決めた「愛の女神」は、ラウルにそう伝えました。
…愛の女神か。
使えそうだな。
堕ちる女神
ラウルの心は闇にみちていました。
「そう思うなら俺を生き返らしアイツらに復讐させろ。そのくらい出来るだろ？」
「⁉︎…で、でも一度死んだ魂は浄化しないと戻せないのです！」
ラウルの提案に女神は焦ります。彼女らのルールに触れてしまうからです。
「それに、掟を犯した女神は地位を剥奪されてしまい…」
「そっちのルールはどうでもいい。出来るのか出来ないのかどっちだ」「俺への愛はその程度だったか…」
ラウルが遮るように言い、「違います。でも…」
と、女神が答えます。
「…はい。」
女神が堕ちた瞬間でした…。
「まさかここまで渋られるとは思ってもいなかったよ。」
「ついでにお前に封じられたもう一つの力も返せ」
もはや命令でした。
女神は反発こそすれ、それを断る事ができません。
…
「このままここで、2人で幸せに永遠に暮らしませんか⁉︎」
女神が最後にかけた言葉は、ラウルには全く響きませんでした。
既にラウルにとっての幸せは「復讐相手が苦しむ姿を見る」に変わってしまっていたのです。
「俺があいつら悪魔を殺し、世界を浄化してやるよ」
ラウルが宣言します。
「あなたはあえて茨の道を行くというのですね…」
女神は目に涙を溜めています。
......。
「そうだ…。この俺が世界を浄化してやる」
「あぁ、闇に堕ちてなお美しいなんて…」
女神はもはや泣いているのか快感に身を震わせているのか分かりませんでした。
「…つくづく頭のイカれた変態だな」
ラウルは再認識するとこう言いました。
「さぁ、早く願いを叶えてくれ」
「分かりました」といい女神はラウルにくちづけします。
すると、瞬く間にラウルに力が戻りました。
「これが俺本来の力…」
「あなたに女神の祝福があらん事を…」
「祝福ねぇ…」
こうして1人の悪魔が地上へと降り立ったのでした。
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要素：ダークファンタジー剣と魔法復讐・ざまぁバトル転生・召喚
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※本ページの情報は2020年12月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT・ebookjapanほか、各サイトにて ご確認ください。
