神達に拾われた男の2巻を読んだ感想とあらすじです。グッときた読み応えのあるポイントも書いているので文字だけですがネタバレ注意です。
本記事は作品の内容に少し踏み込んだものになっています。
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要素:ファンタジー剣と魔法冒険バトル転生
1巻の振り返り
ブラック企業で働いていた主人公は死んでしまいますが異世界の神様によっていろんなスキルを持った上で転生します。
転生して3年、リョウマはスライムの研究をしながら自由に生活していました。
しかしある日、森の中で騎士を救った事から彼の生活に変化が訪れます。
リョウマは彼らと共に森を出る事を決めました。
初めての旅、初めての町で何が起こるのか?
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「神達に拾われた男」2巻のネタバレストーリー
ジャマール領最大の商業都市ケレバンに到着したリョウマ達
東京の記憶があるリョウマは平然としていましたが、エリアリアは大きな街に興奮。先走ってしまいます。それを追いかけるリョウマ。
無警戒で上品な見た目のエリアリアにはスリや金目当ての男が寄ってきますがどれもリョウマがすかさず対処します。
リョウマは何者なのか?
宿に戻った一行はそれぞれの宿場部屋に分かれラインハルト達はリョウマについて。
リョウマ達は従者組は神様について話し始めます。
昼間のリョウマの働きっぷりは子供の見た目ながら凄腕の付き人のようでした。
その様子は、エリアリアの護衛としてラインバッハが放った従魔が見ていました。
彼の力に疑問を抱きつつも邪念を一切感じない子供(の見た目)の彼を今後も見守る事にしたのでした。
リョウマは魔力操作が上手
一方、リョウマは神様達にお祈りすべく教会に行こうとしましたが生憎「もう閉まっている」との事。
「宿屋で石像作成用の石材を売っているはず」との提案により土魔法で3柱の石像を作成しました。
その見事な精巧さに誰もが驚くのでした。
やっぱりリョウマは目立ってしまう
ギムルを目指す一行は土砂降りの中ケレバンを出発しますが崖崩れにより立ち往生します。
濡れながら作業をする騎士達をみてそわそわしてしまうリョウマは「自家製のレインコート」を着て自らも外に出て雨除けの魔法を使い始めます。
雨をよく弾くレインコートを見たエリーゼに自作した事を伝えると商品開発の話を持ちかけられ、前世の知識や商品が今世では「チートになってしまう」と改めて認識したのでした。
リョウマの魔力量
雨が止み土砂を運び出す作業が始まりリョウマも手伝い始めます。
結界魔法を連発していたため、魔力切れを心配する周囲をよそに、撤去作業が終わってもケロッとしているリョウマでした。
リョウマも自分のステータスを把握できていなかったため、教会でステータスを測る事になりました。
高い能力と社会評価
リョウマの能力が高すぎてギルド登録を促されます。早々にギルド内で地位を築けば狙われなくなるだろうと。
しかし、テイマーギルドでは「従魔がスライムだと厳しい」と言われてしまいます。
仕方なく冒険者ギルドで登録試験を受ける事になりますがこちらは十分すぎる結果で合格します。
テイマーギルドはいかに強い従魔と契約しているかを評価していて、冒険者ギルドは逆に実力主義で評価していたのでした。
依頼の初受注
リョウマは冒険者となって初めて仕事を受注します。
内容はかなり大変な清掃依頼でしたがこれを難なくこなしギルドマスターから追加の依頼を受ける事になりました。
追加依頼は手入れの止まっていたトイレの清掃。
リョウマはスライム達と連携し掃除をしていきますがスライムの病気耐性が一つ飛びでランクアップした事に気がつきます。
それが意味するのは「疫病」の発生でした…。
「神達に拾われた男」2巻の感想と考察、見どころ
「神達に拾われた男」2巻の感想考察
2巻にしてやっとリョウマの規格外感が出てきた気がしますね。
エリアリアの護衛や工程省略の合成魔法、桁違いの魔力量や魔力操作の技術。それから従魔術師としての有能さや直接的な戦闘技術。
子供とは思えない程の能力を(無自覚に)発揮し始めてくれました。
テイマーギルドのあの風潮は許せませんでしたが、いつかリョウマの凄さに気付いて掌を返してくる「ざまぁ」な展開に期待しておくとしましょう。
それにしても、1巻の時から感じてはいましたがスライム達が有能過ぎて一匹ずつ欲しいくらいです(笑
疫病でスライム達が死んでしまわなくてほっとしましたが分裂しましたね(笑
この先どこまで増えていくんでしょう?
疫病にどう対処していくのかとともに気になるところです。
「神達に拾われた男」2巻の見どころは2つ(魅力)
グッときたポイント1:リョウマの華麗な戦闘技術
エリアリアの護衛やギルドでの試験でリョウマが見せた戦闘技術やスマートな身のこなしは見所です。
グッときたポイント2:リョウマの現代知識や商品知識がすごい
リョウマのレインコートや魔法の合成、高品質の糸など、リョウマが作ったものに周りの人は毎回驚かされます。
そして毎回進むラインハルトとの製品化の商談(笑
「現代」の水準はこの世界にとって驚く程進んでいるようです。